伊波杏樹さんソロイベント「Super-pouvoir」感想

会場に入ってからイベントが始まるまでの間、私は伊波杏樹さんの「道」について考えていました。

 

伊波さんは信念を持ってファンと一定の距離を置き、またファンだけでなく演技する役との距離感においても一歩引き、あれだけ感情をのせた演技をされるにもかかわらず役に呑まれるほど依存せず、また演じた役を肩書き代わりにしない人です。

伊波杏樹はひとりの役者であるという強い主張を感じます。

彼女の歩む道は役としてではなく役者としての道であると。

彼女自身はファンを救うでもなく導くでもない。

ただ己の道を歩むのみというのが、私の印象です。


その姿を例えるなら、Fate/Zeroで征服の覇道を歩んだイスカンダルのように、己の決めた道を己のやり方で貫き通す、その生き様がある意味では王に似ているなと、会場を埋め尽くす1800人のファンを3階席から眺めていて思いました。


王というのはフィクション的な例えだとしても、私が見てきたAqoursのリーダーとしての伊波さんは、その背中に憧れるに足る勇姿を示し続けていました。例えば、シブヤノオトで見せた、Aqoursの4thライブ開演前メンバーにかけた声。Aqoursの4thライブ2日目のダブルアンコールで会場に満ちた灼熱の想いを束ねる表情。Aqoursのリーダーとしての伊波さんを感じる度、その背中に決して羨れる事がないように、彼女を人間離れ、現実離れした遠い存在として見ていました。


ここまでが、イベントが始まる前までの回想です。


イベント内容の説明は割愛させてもらいます。
メルボヤに参加していなかった私にとって重要だったのは、今まで背中しか見れなかった(と思っていた)伊波さんが、役を脱ぎ、等身大で、ファンと向き合っている姿をその正面から見たということです。


いつも聞いているラジオのようにお便りを読み上げるのとは違い、客席のファンとインタラクティブに会話し循環する空気とコミュニケーション。それ自体は普通のイベントなのですが、ライブや演劇などのステージに役者として立つ姿しか伊波さんを知らなかった私にとっては、衝撃的な新鮮さでした。


逆説的にそういう、ファンとは向き合わずとも自分自身と向き合うような、ストイックな姿勢が伊波さんの魅力だったとも感じています。


ここから先はライブパートの話。


イベント名のSuper-pouvoir。
フランス語ですごいパワーだという意味そうです。


このイベントはオリジナルのペンライト以外使用禁止で、私は物販でペンライトを買うこともなく仁王立ちの地蔵になる事を決めていました。


ペンライトには名前が付いていました。伊波さんの人格の一面を切り出した記号であるかのように。


My COLOR's ~Angel~
My COLOR's ~Power~


ライブの内容も、曲によってAngelとPowerを歌い分けており、ファンもペンライトや色を使い分けていました。

 
伊波さんは歌声や演技の幅、バリエーションもさることながら、何よりもヤバいのはそのスイッチの切り替えの速さだと感じます。人格をどこまで深く切り分けて、切り替えているのか。畑亜貴さんはプリセットという言葉を使っていましたっけ。3rdの円盤DISC6特典映像、埼玉の開演前と福岡2日目MW後を見た時は、やっぱり彼女も人間なんだなと、しかしだからこそ、人にはここまで恐怖や緊張と立ち向かえる強さがあって、自分を殺す事も書き換える事もできる力があって、その力をここまで使いこなせる人がいるのかという感動を覚えました。

 

そしてライブパートで歌われた一曲一曲、その全てが魂の重さを持ち、槍のように研ぎ澄まされ、心臓を炙るような炎が込められていました。歌声に宇宙線でも乗せていたのでしょうか。特に英雄やサムライハートはブッ刺さりました。地蔵とか無理。

何を言っているのか意味が分からないという方は、NamiotoO vol0.5か、4月15日から受注販売受付が始まる、LIVE映像付きメモリアルブックレットをご購入ください。(ダイマ


そんな歌声に心を震わされる一方で分からなかったのは、彼女がこのイベントに込めたメッセージです。普通に考えれば、物販、トークパートのコーナー、選曲に至るまでの随所に、彼女の想いとこだわりが込められているはずです。


伊波さんのイベント前日のブログでは、楽しいとすきを詰め込んだと言っていました。
https://lineblog.me/anju_inami/archives/1587435.html


彼女が何をこのイベントでしたかったのか、ファンと接したかったのか、自分を見て欲しかったのか、それとも他の誰かに何かを届けたかったのか、私には分かりません。彼女が度々口にする「愛と想いやり」にも、恐らく文面以上の意味が込められているのでしょう。


とにかく、このイベントには何かしらのメッセージが間違いなく込められていたにもかかわらず、私にはそれが何なのか分からなかったし、敢えて分からない程度の距離でいようとも思いますが、他のファンの方はこのイベントをどのように受け取っているのかというのはとても興味深いと思いました。


最後に、発表パート。


実はイベントが開催された3月31日、その翌日には私が転職して初めて出勤する日が控えており、めちゃくちゃな不安と緊張を抱えたままイベントに参加していました。


それでも発表の一発目から「私の頭の中の消しゴム」の舞台発表を持ってきて、彼女がまた一歩道を歩む姿を示されて、俺もこうしちゃいられないなと励まされ勇気をもらいました。


彼女を消費してはいけない。頼ってはいけない。
彼女はただ彼女の道を歩んでいるだけなのだから。


そう思っていたのに、頑張れとか逃げてもいいとか、MCでそんな言葉を投げられたら、救いを求めてしまうじゃないか。


最後の方はもう抑えきれなくなってありがとう絶叫botになってたら、終演後だってのにファンに応えてステージに出てきてくれるし、どれだけ俺の心は灼かれるんですかね。


あの日受け取ったものを行動に変えたいと思っていたらこんなブログを書いてました。

 

ありがとうございました。

 

Over The Next Rainbowの話


 先に言うと、この記事では

「Next Rainbow」=「副虹
 と解釈しています。

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↑これね。

順を追って説明していきましょう。

 

「虹」とは何なのか?

ラブライブ!サンシャイン‼には意味深なキーワードや記号が度々登場します。「羽根」「紙飛行機」、そして「輝き」「キセキ」。主人公である高海千歌が事あるごとに「輝き」というキーワードを口にしていて、1期13話では「輝くって、楽しむってこと」って答えを出して。更に2期に入ってからは「キセキ」という概念まで加わり、そして迎えた2期3話「虹」。当時は意味不明すぎて思考停止するほどの衝撃を受けました。超展開で殴られ、これがラブライブだと受け入れるしかなくって。「MIRACLE WAVE」で「キセキ=奇跡」にミスリードされたり、結局アニメでは「キセキ」が何なのか最後まで明確にされないまま2018年6月には「キセキヒカル」なんてものが出たり。

 

そこには明らかにメッセージ性が隠されているものの、それが何なのか分からず考えることを止め、脚本への理解を諦めて、ただキャラクターの感情を自分の中で再現していた私はある日、この記事と出会いました。

 

 

そこにはこう書かれています。

 

輝きながら走ればが出る。
そのは「奇跡」であり「軌跡」でもある。

 

今でこそ劇場版のタイトルに「Rainbow」が題されたりして、「キセキ」=「虹」という解釈が広まりつつありますが、当時アニメを何周してもストーリーを理解できなかった私のもとに、突然舞い降りたカタルシス

 

あの意味不明だった2期3話。

なぜあんな逆境を与え、強引に解決したのか?

なぜキセキを起こす事にこだわったのか?

君ここを挿入した意図は何だったのか?

 

すべてはをつくるためでした。

 

虹の郷が登場したのも「沼津側から虹の郷を宣伝してくれと頼まれたのか」と当初は邪推しましたが、虹の郷なんて言う都合のいい名前の舞台が沼津にあったのは制作陣の意図したものではなく、偶然や運命を超えた見えない力によるものでした。

そしてAqoursは、舞台の都合ではなく作品のコンセプトとして虹の郷を駆け抜ける必要があった。

 

劇場版特典「Aqoursの輝跡☆」

更には、先日遂に公式が「輝跡」という単語を使用したことで、私の中の「キセキ」解釈論争にやっとひとつの終止符が打たれました。

しかし、ただの「Aqoursの輝跡」ではなく、星を付けて「Aqoursの輝跡☆」としたのも何かしらの理由があってのことだと思いますが、残念ながらそれが何を意味するのかまでは分かりません。。。

ちなみに私はドゥオモのフィルムが当たりました。

 

ひとまずまとめると、この記事では

「虹」=「キセキ」=「輝跡」=「輝きながら走った跡」

と解釈します。

 

 

「Next Rainbow」の意味

それでは「Next Rainbow」とは何なのか。

公式のツイート「CDジャケット公開」

劇場版が上映されたその日のうちに公式が公開したジャケット・INDEX、その中に1曲だけ劇場版で披露されていない曲がありました。

 

Over The Next Rainbow

歌:Saint Aqours Snow

 

明らかに異質な存在感。劇場版の外側から来た劇場版の文脈の曲。すなわち、プロジェクト側から視聴者へのメッセージ。曲名とSaint Aqours Snowが歌うって事しか分からず、その時はあまり曲名を気にせずに、虹がかかるのは1回だけじゃないのかな程度に考えてました。

 

公式のツイート「試聴動画」

そして待ちに待った視聴動画の公開。ぶっちゃけ「Believe again」ばっか聴いてましたし、同じSaint Aqours Snowでも「Over The Next Rainbow」は「Awaken the power」と全然違う方向の曲だったので、そのギャップが第一印象にありました。

劇場版に熱中していた当時の私にとって、劇場版の内容とほぼ無関係だと思っていた「Over The Next Rainbow」を真剣に聞く機会が少なく、むしろ劇場版鑑賞におけるノイズだと思っていた節すらあります。結局、歌詞を意識してまともに聞こうと思ったのは2月6日のCD発売後でした。

劇場版エンドロールの副虹

時は少し前後して、CD発売前の2019年2月4日。

いつも通りTwitterを眺めていたらこんなツイートが回ってきました。 


まず劇場版エンドロールの虹の色が逆だった事にすら気付かなかった私は、フーンそうなんだエモいなぁ、程度で聞き流してしまいました。

私が最後に映画を見たのも2月1日(7回目)で、エンドロールの副虹を確認することもせず、考察もそこで止まっていました。
 

この記事を書くに至ったきっかけは、2月10日の沼津ファンミで友人が偶然ふとこのツイートの話をした時。突然思い付いたんです。

もしかしたら副虹」=「Next Rainbow」なのではないのかと。

 

副虹について調べてみたら、元ツイートの通り、副虹が見えるダブルレインボーには“卒業”と“祝福”のメッセージが与えられているみたいです。

“卒業”は「あなたのこれまでの頑張りを労う」という意味を、“祝福”は「これからあなたに幸せが訪れる」という意味を持っています。

「今までよく頑張りました。これからあなたは新しいステージへ行くことになります。いいことがあります、大丈夫」という意味だと。

「Next Rainbow」。次の虹。

直感的に、主虹の次に現れる副虹のことを意味しているような気がしました。

しかし「Next Rainbow」=「副虹」という根拠がどこにもないので、あくまでもひとつの解釈、ひとつの仮説という前提で話を進めます。

 

アニメの輝跡を主虹(Rainbow)とするならば、

劇場版の輝跡は副虹(Next Rainbow)として、

主虹と対になって“卒業”と“祝福”を意味することになります。

アニメ単体だけでも足りず、劇場版単体だけでも足りないメッセージ。

この2つの媒体を繋ぐのが、「WONDERFUL STORIES」と「僕らの走ってきた道は」なのかもしれません。

 

そして劇場版のエンドロールで歌われていた「Next SPARKLING!!」

3年生が卒業していなくなり、6人の新しいAqoursとしての曲。3年生はいなくなってなお、亜空間でこの曲に参加します。

演出の意味までは正直分かりませんが、「Next SPARKLING!!」がこの「Over the Rainbow」で一番伝えたかったメッセージだという事はなんとなく分かります。そして曲名の「Next」。劇場版全体がアニメという虹の上に架かる「Over the Rainbow」なのだとしたら、その最後の輝きとなる「Next SPARKLING!!」こそが副虹、すなわち「Next Rainbow」なのではないでしょうか。もしそうだとすると「Next SPARKLING!!」のエンドロールで架かった虹が副虹だったことにも納得ができます。

こじつけ感が正直否めませんが、「Next SPARKLING!!」は「Next Rainbow(副虹)」を暗示していると仮定すると、そのメッセージ性や演出、5thライブのタイトル、衣装の色、そして「Over The Next Rainbow」の意味などが全部解決するので私の中ではそういう整理になってます。

 

すこし長くなったので、冠詞ごとに虹の解釈をまとめます。

「Rainbow」=アニメの輝跡(主虹)

Over the Rainbow」=アニメ後の劇場版の時間軸

「Next Rainbow」=劇場版の輝跡(副虹)=「Next SPARKLING!!」

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WONDERFUL STORIES

この曲には答えが詰まっていたんですよね。

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今ならあなたにも見えるはずです。

Next Rainbowが。

 

沼津が架けたダブルレインボー

Next Rainbowの話はいったんこれでおしまいです。

劇場版の話ではなく現実の沼津で、劇場版の公開直前に起きた出来事をどうしてもこの記事の中で紹介しておきたかったので、ここに書かせていただきます。

 

2019年1月2日、沼津に虹が架かりました。

しかもただの虹ではなく、副虹をはっきり視認できるダブルレインボーです。

 

 

 

Over the Rainbow」と題した劇場版の直前に沼津が見せてくれたダブルレインボー。

舞台からのささやかな恩返し。

ただの偶然かもしれない。

意味なんて無いかもしれない。

それでも。

「私ね、もしかしたらこの世界に偶然はないのかもって思ったの。」


「色んな人が色んな想いを抱いて、その想いが見えない力になって引き寄せられて、運命のように出会う。」


「全てに意味がある。見えないだけで、きっと。そう思えば素敵じゃない?」

 

私もかつて一度だけ沼津で虹を見せてもらった事があります。

長井崎中学校から望む、内浦湾に架かったダブルレインボー。奇しくも2期3話と同じく、学校に向かって坂を上っている途中に起きた出来事でした。

 

Over the Next Rainbow

上述した虹の解釈。

「Rainbow」=アニメの輝跡(主虹)

Over the Rainbow」=アニメ後の劇場版の時間軸

「Next Rainbow」=劇場版の輝跡(副虹)=「Next SPARKLING!!」

では「Over the Next Rainbow」は?

この曲は「Next Rainbow」の上、つまり劇場版の、「Next SPARKLING!!」の更に上の世界の曲です。

AqoursSaint Snowによる、Saint Aqours Snowとしての11人の曲。

パートは基本的にユニットごとで分かれていますが、Cパートでは卒業していく3年生だけが歌っています。

(聖良)なんてあっという間に過ぎてゆくのだろう
(ダイヤ)立ち止まることもできない季節は
(果南)今日も(去って)
(鞠莉)今日が(去って)
(果南・鞠莉)前を向くしかない
(果南・ダイヤ・鞠莉・聖良)決して戻れないね…

劇場版を終え、卒業していく3年生に歌う“別れ”と“約束”の曲。


過去を辿る「WONDERFUL STORIES」
現在を刻む「WATER BLUE NEW WORLD」
未来を願う「Brightest Melody」


そして劇場版の時間軸の外にある、“卒業”と“祝福”の果ての曲「Over The Next Rainbow」

 

どこで言ったかは忘れてしまいましたが、かつて酒井監督が「1stライブでアニメ1期が完成した」という趣旨の事を仰っていたように、劇場版も、あるいはアニメーションとしてのAqoursの物語も、この「Over The Next Rainbow」をもって完成させようとしているのかもしれません。

 

卒業の話

ここから先は、更なる仮説。


劇場版が終わり、アニメの世界は再び幕を閉じました。

残すはキャストが作る現実の世界。

アジアツアー、5thライブ、4thシングル。

では、その先は...?

目を背けてきましたが、もう終わりが見え始めている気がします。

 

卒業するのは何も作中の3年生だけではありません。

現実のAqoursキャストも、そして私もいつかはラブライブを卒業する時が来ます。

 

そして現実での卒業を意識したとき、ある可能性が浮上してきました。

「Over The Next Rainbowはラブライブ卒業を控えたファンに向けた曲」なのではないか?、と。

 

この曲は、歌詞から主語が意図的に削がれています。

消えてゆく虹に約束しよう
忘れないよいつまでも

これは誰から誰に歌った曲か?

 

お互いの道が交わった
喜びをダイジにしてゆくよ
これっきりじゃないよね

お互いとは誰と誰か?
 

離れたら 近づいて (そして)
近づいて 離れてく (そして)
だんだん気持ちが通じると
チカラになりたいと考えて
このとき待ってたんだよ

誰と誰のことか?

 

歌詞に解釈の余地を残すのはよくあるやり方ですが、一度疑ってしまうとその方向に決め付けのようなバイアスがかかってしまいます。

思い返してみれば、卒業をテーマにした曲は「Over The Next Rainbow」だけではありません。
 
サクラバイバイ
卒業ですね
Guilty Farewell Party
 
アニメ2期の円盤を全て集めた人に贈られた曲。

そのどれもが卒業ソングでした。

これらは卒業していく3年生に向けたものではなく、ひとつの終わりを迎えたファンに向けた曲とも受け取ることができます。

 

そして2019年2月17日。

劇場版では「変化」に対してどう向き合っていくのか、ということを意識しました。

*引用:http://gs.dengeki.com/news/127028

沼津のスタッフトークで酒井監督が仰っていた言葉です。

 

変化。街も人も自分たちも変わっていく。時間は止められない。巻き戻せない。それでも、どれだけ変わってもなくならないものがある。大切なのは、その変化をどう受け入れるか。それは劇場版の中のAqoursだけでなく、現実の私たちにも与えられたテーマです。

 

変化していくコンセプト。成長していくコンテンツ。

「DROPOUT!?」も「キセキヒカル」も「勇気はどこに?君の胸に!」究極verも、アニメでは披露されなかった曲をここぞとばかりに演じた3rdライブ福岡。

浦の星交響楽団を召喚し、「想いよひとつになれ」でシンクロを崩し、Aqours Shipの上で「MIRAI TICKET」と「WATER BLUE NEW WORLD」を披露し、ライブテーマ「Thank you, Friends!!」とダブルアンコールで幕を閉じた4thライブ。

 

そして「Next SPARKLING!!」 の上に作られた、劇場版では存在しなかったはずの「Over The Next Rainbow」

 

5thライブ「Next SPARKLING!!」で、

もしも、ユニットの卒業ソング3曲が披露されるようなことがあれば、

もしも、「Over The Next Rainbow」が合唱曲になるようなことがあれば、

私もいよいよ“変化”そして“卒業”と向き合う必要があるのかもしれません。

 

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消えていく虹に約束しよう
忘れないよいつまでも
いつかまたね会えるよね
いつかきっと会えるよね

 

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*引用:https://mantan-web.jp/photo/20190130dog00m200022000c.html?page=033

 

 

 

テセウスの船が乗せたもの

 

 
Aqoursは3年生が卒業しても解散しなかった。
新しい学校に行ってもAqoursは続けていく。
「それがみんなの答えなんだもん」
 
μ'sは3年生の卒業と同時期に解散した。
それがメンバーひとりひとりの答え。
「一人でも欠けたらμ'sじゃない」
 
3年生卒業に対する、μ'sとAqoursの違いはどこから生じたのでしょうか?
 

テセウスの船

テセウスの船はパラドックスの1つ。ある物体の構成要素が全て置き換えられたとき、もとの船と同じであると言えるのか、という問題です。

このパラドックスAqoursに置き換えてみると以下の命題が生じます。

 

Aqoursのメンバーが全員入れ替わった時、それはAqoursと言えるのか」

この命題に対するアプローチの一つとして、事象の原因を4つに分ける四原因説があります。

四原因説

四原因説とは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが提唱した、ものごとが存在する原因を以下の四種類に分類するという言説です。
質料因:物質的な材料(what、物理)
形相因:何であるかという本質。(what、論理)
作用因:変化の原因、形相を作る原因(why、過去)
目的因:存在、変化する目的(why、未来)

全部説明するとそれだけで別の記事になりそうなので、ここでは分析手法の一つとして参照するのみにとどめます。気になる方は是非調べてみてください。

この四原因説をテセウスの船に当てはめると、
質料因:木材
形相因:船としての機能
作用因:大工による製造
目的因:水の上を移動するため
となり、質料因が変わっても、本質であるところの形相因は変わりません。
質料因の観点では別の船、形相因の観点では同じ船、となります

さて、この四原因説を今度はμ'sとAqoursに当てはめてみます。
質料因:メンバー9人
形相因:μ'sAqours(という概念)
作用因:スクールアイドル活動
目的因:廃校阻止(μ's)輝きの追求(Aqours

μ'sは質料因を重視し、Aqoursは形相因を重視したからこそ、3年生卒業に対する結論が異なったといえます。

μ'sは質料因=形相因という考え方に近かったのでしょう。

9人の女神の名前は、まさにμ'sの本質そのものです。あの9人がアイデンティティだった。
「μ'sはこの9人」
「誰かが欠けるなんて考えられない」
μ'sには3年生の卒業という終わりがあり、限られた時間の中を全力で駆け抜け、そして最後は何も残さなかった。心はつながっているからそれでいいんだよって。

一方で、Aqoursはもともと3年生の3人だけでした。

一度は解散し、2年生組3人が名前を受け継ぎ、3人が6人になり、6人が9人になり、そしてまた6人になった。想いよひとつになれでは梨子をピアノコンクールに送り出し、ミラチケでは浦の星の全校生徒でラブライブに参加しようとし、劇場版ではあの子のためのAqours加入を本気で検討しました。そしてこちら側の世界でもNo.10の存在を認めるほどにAqoursの概念は拡張されています。輝きを求めゼロから始まったキセキ。μ'sの背中を追いかけることをやめて自由に走った9人。

 

「千歌ちゃんにとって輝くということは、自分一人じゃなくて、誰かと手を取り合い、みんなで一緒に輝くことなんだよね!」


「私や曜ちゃんや、普通のみんなが集まって、一人じゃとても作れない、大きな輝きを作る。その輝きが、学校や、聞いてる人に広がっていく、つながっていく…それが、千歌ちゃんがやりたかったこと、スクールアイドルの中に見つけた、輝きなんだ!」

 

Aqours」は固有名詞としてだけじゃなく、不特定多数の10人目、その中に眠る普遍的な可能性、そこに生まれた繋がり、それらを色々ひっくるめたグループの名前になりつつあります。

「永遠」に込めたメッセージの違い

μ'sとAqoursの本質的な違いについてもうひとつ言及すると、μ'sとAqoursで歌われている「永遠」のニュアンスには微妙に違いがあります。

【μ's】μ'sic Forever
Aqours】Eternal friends

まずはforeverとeternalの違いについてですが、
forever:空間的に永遠。いつも存在している状態。
eternal:時間的に永遠。ずっと続く状態。
と使い分けができます。

音楽は物理的にはただの空気の振動ですが、歌うという作用因とそこに込められた想いの目的因があり、空気の振動がクオリアを通過して意味性を持った音楽として認識されます。

μ'sはすべてのスクールアイドルのための歌を作ろうとしました。いつでも音楽があるように、神話としての音楽を永遠に残しました。


一方で「Eternal friends」におけるFriendの本質は、物理的な存在ではなく、形而上の関係性の上での存在にあります。
Friendだけでなく、永遠って言葉が不思議と出てきた「Thank you, FRIENDS」における「Thank you」も物理の世界では成り立たず、目に見えない繋がりの上で成り立ちます。
アニメ本編でもAqoursは浦の星の名前を歴史に刻むことで学校を救おうとしました。一生消えない思い出を作ろうと。これもEternalの方の永遠です。グループの終わりではなく、学校の終わりと向き合った。

この「永遠」というメッセージの中には、9人の空間的繋がりを重んじたμ'sとそこに囚われなかったAqoursの違いがあらわれています。

船が運んだもの

グループを船に例えてしまったので、じゃあその船が乗せていたものって何だろうと考えてみました。
俺は何を受け取ったんだろうって。

μ'sは時間の大切さを運んだ船
Aqoursは気持ちの大切さを運んだ船

なのかなって。
ラブライブから受けっとたものは人それぞれですけどね。

【ネタバレ注意】劇場版ラブライブ!サンシャイン!!感想

 

 

※劇場版ラブライブ!サンシャイン!!をまだ見ていない人は絶対に見ないでください※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろいいかな?

はい。ネタバレを気にしてふせったーを使うのがめんどくさいのと、感想だけでもとてもTwitterに抑えきれるものではなかったので記事の方にまとめさせていただきます。

 

目次 

 

構成 

劇場版サンシャインの内容は大まかに4部構成。

この記事では便宜上、以下の通り呼び分けていきます。

1.序編

2.イタリア編

3.Saint Snow

4.新Aqours

  

感想 

 

メタファーの解釈

劇場版サンシャインでは重要なメタファーがいくつか出てくるので、自分の解釈を超簡単にですが提示しておきます。

  • 虹    → 過去(軌跡)
  • 羽根   → 輝き
  • 紙飛行機 → 意志

このへんの解釈はフィーリングでも楽しめるので、余り意味を固定化しない方が逆に良いかもしれません。

 

みんなで叶える物語

鞠莉の願いをAqoursで叶えた。

 

理亞と聖良の願いをAqoursラブライブで叶えた。

 

Aqoursの願いを浦の星と新学校の生徒みんなで叶えた。

 

3年生の願いを新Aqoursが叶え、新Aqoursの物語を3年生が叶えた。

 

「みんなで叶える物語」というのはかつてμsが掲げたスローガンでした。

 

Aqoursは「0から1へ、1からその先へ」をキャッチコピーに足掻く物語でしたが、劇場版では理亞の夢を叶えるためにAqoursが動いてくれて、極めつけにはダイヤさんが「叶えてあげましょう、みんなで」って言ってて、μ'sの魂はちゃんと受け継がれているんだなって泣いちゃいました。

 

Over the Rainbowの意味

Aqours編で、千歌が「青い鳥が虹の上を飛べたように」と言っていました。

これがいつなのかが本当に分かりません。WONDERFUL STORIES?

ただ直訳的には虹の上、過去の先にある輝きってことで、個人的にはアフターストーリーぐらいの意味で捉えています。

 

子供と紙飛行機

子供は流石に心象風景ですね。子供のように純粋で等身大な行動原理の直喩だと考えます。序章でも新Aqours編でも、紙飛行機を投げたのは子供の姿でした。

 

ていうか紙飛行機が出てくる場面ってたいていが心象風景だと思ってます。2期1話「ネクストステップ」、2期13話「私たちの輝き」然り。

 

エンドロール後に出てきた、1期7話「TOKYO」の得票数0の紙で折られた飛行機は、0をくやしいと思った意志のメタファー。それを千歌ちゃんが輝きに向かって投げることができたのは梨子ちゃんを始めとしたAqoursのおかげなんです。あれだけで実質1期8話「くやしくないの?」。

あるいは、子供が投げる紙飛行機は真っ白で何も書かれていませんが、大人になるにつれ紙飛行機に込められる想いも複雑になってしまうというメッセージが込められているのかもしれません。

[2019.01.07追記]

だからこそ思い出してしまいました 。μ'sの劇場版の時、謎の女性シンガーが

「飛べるよ、いつだって飛べる。あの頃のように!」

​と言っていたのを。

 

楽曲

僕らの走った道は

序編でWONDERFUL STORIESからそのまま続く曲として、Aqoursだけじゃない他のスクールアイドルや沼津の人が沢山出てくるSUNNY DAY SONGみたいなやつ。

 

ぶっちゃけアレ心象風景だと思ってます。

 

WONDERFUL STORIESはシュレーディンガーの猫的な観測不可能領域なので何でもアリって解釈してましたが、劇場版でここまで拡張されてしまうと、心象風景と捉えた方が整合性が取れそうですね。ちょっとTVアニメオフィシャルブック2を読み直します。 

 

キセキヒカル

この曲は過去の軌跡を偲ぶ歌と勝手に解釈してるので、未来に向けてみんなでワチャワチャする映像には正直そぐわないと思ってしまいました。メッチャ良い曲なのでどこかで使いたい気持ちは分かるし、文脈的には差し込む位置に全く問題ないんですけどね。雨を降らせて虹を架けてくれたのは良かったです。μ’sでいう僕光枠だったのかなと思ったり。

 

Believe Again

Saint Snowの曲名さ、

SELF CONTROL!!」

CRASH MIND

DROPOUT!?

 からの

Believe Again」ですよ。

 

もうね、曲名だけで泣いてしまった。

 

もう一度信じろ。

お前を信じろ。

お前が信じるお前を信じろ。

そう、聖良が理亞に向けて言っているように聞こえました。

 

あと羽根ね。バトン形式。1期12話「はばたきのとき」でμ'sからAqoursに受け継がれたバトンを思い出してまた泣きました。

 

Next SPARKLING

brightとsparkeの違いをググりました。brightは明るさ的な輝き、sparkleは反射的な輝きという意味らしいです。

 

どちらも輝きという意味ではありますが、私にとってSPARKLINGは泡とか炭酸とかいう意味合いの方が馴染み深いです。

 

劇中でも、9色に輝いた光がシャボン玉のようなものに閉じ込められ、そのシャボン玉が9つ、虹の先に舞っていきました。

 

歌詞が掴みきれていないのでなんとも言えませんが、もしかしたらSPARKLINGには、ただの輝きだけではなく、いつかは割れるシャボン玉の輝きのような儚さが込められているのかもしれません。

 

キャラ

黒澤ルビィ

千歌との対比になってしまいますが、千歌はイタリアで果南に「気持ちはずっとここにある」と言われても「ちょっとだけ見えた気がする」という感触だったのに、ルビィは「函館でお姉ちゃんとライブしたときに思ったの。お姉ちゃんはいなくなるんじゃないんだって。」ってもう既に答えに辿り着いてるんですよね。

成長したね。これ以上は本当に好きになっちゃうのでもう語りません。

 

渡辺月

TVアニメオフィシャルブック2のWONDERFUL STORIESのコメントを見ると、酒井監督はカメラマンの視点というか視聴者の視点に対して、どう表現するか、どう自由に映すかというこだわりを持っているように感じました。この劇場版において渡辺月というキャラは、視聴者の視点の代弁者はもちろんのこと、ラブライブを知らない人のために用意された視点という可能性が高いと考えてます。

 

疑問点

分校

統廃合しても名前は浦の星女学院なの?

しかも浦の星の分校扱いってことは本校が前の学校?あの校舎は統合先の学校の分校扱いになるんじゃないのか?時間がある時に公立高校の設置規則を調べてみます。

 

制服

2期13話「私たちの輝き」で、新しい学校の制服が来たと言われているが、ずっと浦の星の制服を着ている。浦の星の分校扱いだから新校舎の制服を着ずに浦の星の制服を着ていたのか?

 

鞠莉が制服を投げるシーン

あれ普通に殺人未遂では?

 

鞠莉と鞠莉の母のやりとり

いわゆるモンペ的なママの要望は鞠莉の束縛と保障。それに対する回答が「スクールアイドルに対する理解を得る」というのは交換条件・論点がずれてはいないだろうか?

 

「スクールアイドルは下らなくない、鞠莉を育ててくれた」

  ↓

「鞠莉の選択や時間は無駄じゃなかった」

  ↓

「自由で良し」

 

という論法は最後が結構強引な気がするし、鞠莉の母もやけにあっさり引き下がっているような気がします。ていうか卒業旅行くらいでそんなムキになるなって。

 

聖良さんの行動

理亞のAqours加入の件、聖良はなぜダイヤではなく鞠莉に相談したのだろうか?

連絡の取りやすさ的には、千歌・ダイヤという順番のような気がしますが理事長としての鞠莉に手続き的な観点で実現可能性を確認したということにしておくのが丸そうですね。

 

図書室の椅子

回想の時、図書室に椅子があった。2期13話で1年生組が図書室の扉を閉めるシーンや千歌が学校に侵入した時はなかったのに。誰かが持ち込んだ?

 

 

 

というわけでオチもなく終わりです。見る度に新しい発見があるので、今後また気付きを得たら更新するかもしれません。それでは。

 

買ってよかったもの(2018年)

たった一度しかない2018年があと数日で終わろうとしています。

 

2018年は色々と目標を立てた年でした。未達成の目標も何個かありますが、転職という一番大きい目標を果たせたのでそれなりに前進した一年だったと思います。

 

今年の目標のひとつであったQOLの向上については、良さげな物を買いまくるという浪費により一応は達成できたと思います。

 

そんな私のQOL向上に資してくれたアイテムたちをご紹介していきます。

 

  

スマホ

iPhone XR

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先代のiPhone 6Sは落下、水没、破損、バッテリーの劣化と色々ありながらも2年半に渡ってお世話になりましたが、先月の画面割れを機にお別れ。

 

iCloudのメモ帳をめちゃくちゃ使っているので今更Andoroidに戻る気もせず、8やXSとも悩みましたがバイク用カーナビとしての用途を考え、デカさとバッテリーの持ちとコスパでXRにしました。

 

諸々の会員登録をフリーメールに統合するなどメールドメイン変える準備をしてなかったのでSIMフリー化は次の機会です。

 

使い始めの感触としてはFaceIDが便利です。デカい、重い、と落下のリスクが怖いですが慣れの問題もあるので非機能要件は使いながら評価していきます。

 

今のところ手に余る代物です(物理)

 

 

巻き取り式2in1ケーブル

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アダプタが付いておりmicroUSBからLightningに端子を変えることができます。

 

普通のケーブルではコードが邪魔すぎるので、卓上でも持ち運び用でも私は巻取り式しか使っていません。

 

基本的にはモバイルバッテリーとセットで携帯し、バッテリーの充電もスマホの充電もこれ1つで出来ます。

 

 

スマホスタンド

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職場用と自宅用に2台買いました。スマホを無造作に置く場合よりも卓上がスッキリします。

 

職場用の方はただのスマホ置き場なので便利感はあまりないですが、自宅では動画再生とかソシャゲ周回とかで使ってます。

 

とはいえスマホをXRに変えてしまったので、そのうちワイヤレス充電スタンドを買うかもしれません。

 

Bluetoothイヤホン

 

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以前は左右一体型のワイヤレスイヤホンを使っていたのですが断線してしまい、Amazonで安かった左右分離型のBluetoothイヤホンを買いました。

 

イヤホンをケースに押し込むと着脱できる設計で、取り出しやすいデザインです。左右のペアリングが切れることがありますが数秒で復活します。片耳だけの使用も可能。

 

新型AirPods発売までの繋ぎとして購入しましたが、コスパは十分です。

 

 

生活編

ダイソン ハンディクリーナーモーターヘッド

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以前はカーペットの上のゴミとかを100均のコロコロで取っており、それなりに手間を掛けてましたが、ダイソンを買ってみたら革命が起きました。

 

まず吸引力。

髪の毛や埃だけでなく、チョークの粉みたいなマイクロレベルのハウスダストまで吸い取ります。しかも強モードとかいうのもある。これで吸引力がマジで変わらないんだとしたら一生使えます。

 

モーターヘッド

本体から通電しモーターヘッドが自動回転します。カーペットの上の細かいゴミはモーターヘッドが全部刈り取る。標準装備のミニモーターヘッドだと1ストロークの処理面積が狭いのでデカいモータヘッドがあるとかなり楽でした。

 

クリアビン。

ワンタッチでゴミを捨てられます。コロコロのペリペリにイライラからバイバイしました。

 

そしてなによりUX。

「ハンディ」で「クリアビン」。

たったこれだけなのに、ハンディ・コードレスという掃除の手軽さと、クリアビンによる掃除成果の可視化が、相乗効果となってユーザ体験を飛躍的に向上させています。超楽しい。

 

もっと早く買っておけば良かったと後悔しました。

 


Yogibo Max

 「Yogibo Max」の画像検索結果

 いわゆる、人をダメにするクッションです。

無印良品ニトリでも人をダメにするクッションは売ってますが、一番デカいサイズはyogiboという米国メーカーが売ってます。

 

デカいと何がいいかって

  • 立ち上がる時に苦労しない
  • 背もたれを作れる
  • 寝れる

デカさのメリットはやはり一回店頭に行って恥を忍んで体験してみるのが良いでしょう。新宿・吉祥寺を始めとして実店舗が何箇所か存在しています。

 

一番デカいMaxのワンランク下にはMidiがありますが、Midiは座った時に肩まで背もたれに預ける事ができなかったのでMaxにしました。

 

yogiboはキャンペーンも頻繁に行っており、私はバレンタインキャンペーン3割引+出店1年キャンペーン1割引で合計4割引きで購入しました。買い時は見極めが必要かもしれません。

 

ラバーマット

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4つ買いました。PCデスクとコタツの上に2つずつ置いてます。

 

以前はキャラ物のプレマを敷いていたのですが、皿やグラスを置くのが忍びなかったので黒で統一。メルカリなどで写真を撮る時の背景とかによく使います。

 

 

ビールジョッキ(500ml)

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500mlのジョッキだと350mlの缶を注いでも泡が零れないくらいで丁度いいです。

 

あらかじめ冷凍庫に入れてキンキンに冷やし缶ビールを注ぎます。氷を大量に入れてコーラもアリ。2杯目を注いでもジョッキは冷たいままですし、掌がまるごと入るので手入れも楽です。

 

今年の夏はめちゃくちゃお世話になりました。仕事中もコレのおかげで頑張れてます。

 

 

折りたたみ傘

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コンビニで買った折りたたみ傘が強風で折れたので10本骨の丈夫な傘を購入。

 

バンドの部分がマジックテープではなく金属製のスナップボタンのものを探していました。ワンタッチで開閉できる機能が付いており、それなりに便利です。

 

 

バイク編

カワサキ Ninja 400R

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はい出ました。コイツが今年で一番大きい買い物です。

 

Aqours他界に向けて新しい趣味を探すため、わざわざ免許を取って一括で購入。車体は推しのカラーを探していたらカワサキのNinjaになりました。 

 

コストとリスクは大きいですが、行ったことのない場所に行き、 見たことのない景色を見る。その機会と経験にはお金に換えられない価値があると評価しています。

 

沼津、富士山、大観山、横手山、宇都宮、と3ヶ月で色々と走り回りました。キャンプもしたいし行きたい場所も山程ある。

コイツも買うのが遅かったなーと後悔してます。

 

 

インカム

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 ツーリングに必須のアイテムです。

スマホとのペアリングだけでなく、他のインカムと通話できます。多人数でのペアリング方法が分からず、わざわざマニュアルを自作し配布しました。

 

音楽を聴きながらカーナビに案内してもらう、他のライダーと通話しながらツーリングする。良い時代に生まれました。バッテリーも9時間くらい保ちます。

 

 

THE NORTH FACE リュック

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ライブやイベントに頻繁に参加するようになり、ペンライトやタオルや水筒や着替えなどそこそこ嵩張る荷物を遠くまで持ち運ぶ機会が増えました。

 

今まで使っていたショルダーバッグでは容量不足だったので、バイクのリアシートに括り付けて運ぶ用途も想定し雨風に耐えられるアウトドア用のデカリュックを買いました。

 

A2サイズのポスターならリュックの中に収まります。服もそうですが鞄も多けりゃ多いほど良いですね。

 

 

ミドルインナー

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こちらもバイク用品として購入しましたが、この時期は日用でもちょっとコンビニ行く時とかに重宝しています。

 

保温性が高く、軽く、収納袋に入れるとペットボトルサイズの大きさになり携帯性が非常に優れています。

 

防水ブーツや防風パーカ―など諸々のバイク用品もワークマンのお世話になってます。最近はカジュアル向けのワークマンプラスも出店し始め、商品の品質とコスパの高さが世間に広まりつつあります。

 

 

オタク編

チケットホルダー

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いつもファミマのチケット袋を使っていたのですが紙製だと耐久性がなく、かといって何個もストックすると邪魔だし紛らわしいのでちゃんとしたチケットホルダーを購入。

 

 A4サイズも3つ折りで入れることができます。何よりめちゃくちゃ安い。使ってて特に不満はないです。

 

 

諏訪ななか1st写真集 7ct -Nanacarat-【電子書籍】

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最後はこれ!よくぞ電子版を出してくれました。

そもそもの写真集としてのクオリティが高く、陰影の細部にまでこだわった力作。

 

それを電子化したことにより、

  • いつでも、どこでも、誰とでも読める
  • スクショして壁紙にできる
  • ページ数が分かる
  • 注釈を入れられる
  • 限定カットが7ページ
  • 何冊買ってもかさばらない
電子版はメリットばかり。
僕のお気に入りはNo.49の諏訪ななかさんです。

 

以上、2018年は出費の激しい年でした。来年はチューナー内蔵4KテレビやApple Watchを買いたいですね。

 

それでは皆さん良いお年を。